2022年6月28日

光害地(川崎市)から天の川を撮る(改善編)

赤外で撮ると色がない。もっと色を!


光害抑制で可視光をカットしているので、赤外画像は色がない
光害を抑えながらも、できるだけ光を取り込めないか?
あわよくば、画像にもっと色味を加えて、よりリアルな感じにできないかな?

赤外なら都市からでも天の川が写せるとなるとこんな欲が出てきます。
そこで赤外パスフィルターを変えてみました。

まずは結果の画像から

・・・! しばし絶句。


うはははは!なんじゃこの写りは!
これが川崎からの夜空かっ!
光害のフレアと、天の川の星が色で区別できるようになりました!


Hαが多少映るようになったので、小さいけど赤い星雲の位置もなんとかわかります。 

レンズ前フィルターなので、最初に紹介したものより汎用性があるんではないでしょうか?
周囲が少しケラレますが、この写りならアリですね。

フィルター変える前はこんな感じ。色がないですね


■機材構成■

1.Playerone Neptune-CII(Sony IMX464)
2.Playerone CSマウントアダプタ
3.(Cマウント用レンズなので)C-CSリング
4.Cマウント画像処理用レンズ KEYENCE CA-LH4 (4.4mmF1.6)
5.赤外線透過フィルター43mm
 (650nm~。写真用「R65」 Aliexpress購入・レンズのフィルター径に合わせ入手)

Cマウントレンズの取付け方法が純正なので、無限のピントが出ない。
ということはないと思います。
前回のフィルター介して取付が邪道(笑)

Sharpcapでカラーバランス調整したのが最初の画像です。
赤ばっかり写るので未調整だと真っ赤っかに。

けっこうG、Bを+補正しています。


上記レンズはヤフオクにて中古で購入。
2022/6/28時点では何本か同じものが出品ありました。

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6/29追記
フィルター入手はこちらから。赤外フィルターなら割とお安く手に入ります。
https://ja.aliexpress.com/item/1005001604507341.html?spm=a2g0o.order_list.0.0.5ba6585a0Or5PO&gatewayAdapt=glo2jpn
自分は650nmタイプを購入しましたが、Hαを出すには630nmタイプのほうが効きそうです。
光害カットは数字が大きいほうが効果が高くなります。
Aliのショップはフィルター取付径で検索しにくいですね。


2022年6月26日

光害地(川崎市)から天の川を撮る

 イヤほんと、やってみてびっくりの写りになったので、ぜひ皆さんも試してほしい。

ででん!(お借りしました)

自宅(神奈川県川崎市)から撮った天の川です。
Bortle7(すぐ近くが8-9なので8に近い)、SQM18の明らかな都市光害地です。
合成なしのワンショット。8秒露光GAIN285。画像加工なし。

すごいよね?

どうしたかというと。

1.Playerone Neptune-CII(Sony IMX464)の赤外感度が活かせないかな?
2.最近光害って、LED化してきたよね。ということは・・・赤外は影響小さいのでは?
3.赤外線だけ透過するフィルターが売っていたよね。

ということで試してみました。
 

■機材構成■

1.上記Playerone Neptune-CII(Sony IMX464)
2.赤外線透過フィルターアメリカンサイズ(サイトロン IRPassフィルター 720pro)
3.31.7mmフィルター-42mm変換リング(光路長3mm)
4.31.7mm-Cマウント変換リング(ZWO ガイドカメラ付属品)
注:Playerone製もありますが、光路長が長くレンズによっては無限が合いません
5.Cマウントの4~5mmの焦点距離のレンズ(1/2インチセンサー対応以上を推奨)

レンズの後に31.7mm変換リングを入れ、フィルターでセンサー取付です。
(※サイトロンのIRpassフィルター640nmは枠厚が大きくピントが出ませんでした)

これをこんな感じに組み合わせて。

Sharpcapで記録したのが最初の画像になります。
(上記写真ではQBPIIフィルターが入っています)

Mars-C(SONY IMX462)でもとれると思いますが、レンズがより単焦点必要なので、かなり画角が狭くなってしまうと思います。

上記で使ったレンズは「Computer社 H0514-MP2 Cマウントレンズ 5mm F1.4」です。
1/2インチセンサーまで対応なのですが1/1.8インチで少々角に減光があるくらいで写りました。

なお、AMAZONで売っていたCマウントレンズ「4-12mm 可変焦点 アイリスレンズ 1/2インチ F1.6 Cマウント CCTVレンズ」では以下の写りになります。

画面の湾曲はありますが、星の形はこちらのほうがいいかもしれません。

 赤外線での都市赤外線撮影。すごくお勧めです。

追記:あまりに写るので楽しくなってしまい、

Cマウントの広角レンズがこんなに増えてしまいました(笑)



 

2022年6月24日

天の川を撮ってみたくて(その3)

天の川を撮ってみたくて

2回目チャレンジ、はじめて撮れた天の川


2019/9/7 再度城ヶ島へ。カメラ持ったか!三脚は?忘れ物はない?

8/9の失敗から、以下の準備を実施。

・ちゃんと星のピント合わせできるか?

 前回使ったEOS 7Dでは自宅においてライブビューでも合わせることができなかったので

 FujiX-E3をメイン機材に。こっちはばっちり。

 マニュアル操作のファインダー拡大表示も覚えた。

・写り対策:前回よりも露出多くするよ~

 光害対策として、ケンコーのスターリーナイトフィルターを調達したよ!

・星の向きはどうなん?

 スマートフォンに「SkyGuide」アプリ。スマホをかざした向きで星の位置も見える、見えるぞっ


■いざ撮影!

いつもの通り、終電で城ヶ島へ。今回は灯台のあたりで撮ってみようか。
アプリ見ながら向きを合わせて、ピントも確認、準備よ~し。
灯台のビームが入っちゃうな… 間隔は…8秒は写らない時間が取れるっと。
(ISO6400,F2.8,8秒)タイミングを合わせ~てのポチっとな!

写った!写ったよ!初めて天の川の写真撮ったよ!


でもなんか淡い。こんな感じだっけ?

0時過ぎから撮影したので、天の川の明るいところが沈んでいました。ぁぁぁ。



■こんなに切り取ってしまうとは思わなかった

天の川って、空の広い範囲にあるんですね~

APS-Cセンサーとはいえ、普通なら結構広角の17mmでも入りきらない!

というか、そもそもが、空をぐるっと一周しているので全部入るわけはないんですが。

なので斜め構図で。


露出時間増やすと灯台のビーム、あれが写真に写って白くなっちゃっいました。
地上も明るくなるので風景として逆にいい感じ。になるんですが。

■そして東の空には

ある程度撮って満足したけれど、バスで帰るにはまだ時間がすごくあるので場所を移動。

前回てんで見当違いの方向を撮っていた城ヶ島公園から東の空を撮ってみよう。
オリオンも昇ってきていました。


おや?

レンズ曇ってる? イイカンジニソフトフィルターダ(棒)


■2回目の遠征で得たもの

なんとか写ったものの、ほんと「写ってるね」で流されてしまいそうな写真ですが、

一般にあふれているのとずいぶん違う感じのものになりました。


そう。この時点では、まだ1枚撮り・加工なし。


この後の試行錯誤はまだ続くのでした。

※スターリーナイトフィルターつけたままで夜明けとか撮ると色がすごいですよね。




2022年6月22日

自己紹介兼ねて、星空タイムラプスのご紹介

 自己紹介兼ねて、自作の星空タイムラプス動画をご紹介します。
新しい順に並べますので、ご覧いただければ幸いです。
過去作までさかのぼらなくてもいいです><

1.【星空撮影記】城ヶ島で天体写真撮影してきました【タイムラプス】


2.【星空タイムラプス】天の川 in 伊豆爪木崎

3.【星空タイムラプス】日の出に消える天の川

4.【星空タイムラプス】野島崎で撮ってみた


5.城ヶ島からの天の川(見晴らし広場)


6.大島から昇るオリオン

と、天体写真でなく動画でのご紹介ですが、最近はこんな感じのものを作っています。
最近の作品は4K対応にしていますが、PCのスペック必要なので大変です。


2022年6月21日

天の川を撮ってみたくて(その2)

 

天の川を撮ってみたくて

最初の遠征、帰宅後の検証編

2019/8/10 遠征から帰って反省会

うまく撮れなかったのは何でだろう?

  1. ピントが合っていない
    ファインダーで星が見えないのでレンズの∞マークに合わせていた
    →∞マークと実はズレていることが多いらしい(なんだってー)

  2. 全体的に写りが暗い
    撮影後の映像確認ではいい感じに見えていたのになんで?
    →暗いところに目が慣れているので、いい感じに見えるのは暗い

  3. 構図が取れていない
    どこにどんな星があるか、なんとなくしか分からない。
    →星図アプリで方位なんかを確認しよう

 という感じで、いろいろと改善点がわかりました。

また手持ちのレンズ「SIGMA 17-50mm F2.8 EX」は、
・ピントリングの無限遠あたりの距離指標が狭く、少しずれるだけでピントが変わる。

という、テクニック面と機材面の改善点が浮上。

なるほどなるほど。

次回は別機材でチャレンジだ!。
※FujifilmのX-E3も持っていたけど、なぜかこのときの遠征にはもっていかなかったのよね。

天の川を撮ってみたくて(その1)

天の川を撮ってみたくて

自己紹介を兼ねて過去の試行錯誤をつらつらと。

2019/8/9 初めての遠征

自宅は川崎市なので、空を見上げても両手で数えられるくらいしか星が見えません。
どこなら星が一杯見える? と検索していきやすそうな城ヶ島へ。
終バスで到着し、朝は始発で帰る計画で出発。

・・・なんだこれ。

めっちゃ雲かかってるんですけど!
ピント合ってない!
天の川向いていない。

EOS 7Dとズームレンズで撮ったのですが、ファインダーで星が全然見えない。

こ、こんなの思っていたのと違う!

雲が切れるまで粘って、何とか収めたのがこんな感じ。

スバルがちょこっと写ってる。

沈みかけの夏の大三角

んー? という感じで初めての撮影遠征終了。

2022年6月20日

セレストロンC8を買ってしまった。

天体趣味をお持ちの人であれば、口径20cmの望遠鏡を買うかどうかは、

一つの分水嶺になるのではないかと個人的には思っている。

もう後に戻ることはできない、いわばルビコン川を渡る!

そんな感じの心理的、予算的バリアがここに存在していると思う。

で、

買ってしまいました。
隣の今までの主砲、日本特殊光学スペース10(10cmシュミットカセグレン)と比較して
なんたるでかさだ!

せっかくの機会なので、これからブログにいろいろ試行錯誤の記録を残していきたいと思います。


光害地(川崎市)から天の川を撮る(改善編)

赤外で撮ると色がない。もっと色を! 光害抑制で可視光をカットしているので、 赤外画像は色がない 。 光害を抑えながらも、できるだけ光を取り込めないか? あわよくば、画像にもっと色味を加えて、よりリアルな感じにできないかな? 赤外なら都市からでも天の川が写せるとなるとこんな欲が出て...