2023/11/13

ASI2600MC DUOレビューとも言えない雑記

 さてさて。購入してから早3か月、いまだに本格撮影に連れ出していけていないのがかわいそうな自宅のASI2600MC DUO

内蔵ガイドカメラの利点をここにあえて書いてみる。

1.面倒なオフアキ装置が要らない

  メインセンサーとの位置関係などを気にしないといけないオフアキ装置に比べて、
  単に取り付ければ準備オッケー。
  この簡単さは素晴らしいですね!

  オフアキの設置の塩梅で干渉縞がメインカメラに写ってしまったりといったことを
  まったく気にしないでもいいのは大きいです。

  ピント合わせの難易度も小さいですね。


2.気持ち、冷える

  ガイドカメラは非冷却で小型のものを使うことが多いですが、短時間露光で
  ゲインあげて使います。
  ダーク撮ってもノイズまみれの中から星像を検出しなければいけません。
  2600MC DUO では、冷却カメラに内蔵されているためか、若干冷えます。
  熱ノイズもその分少なくなるので、ノイズによる影響も、少しは減るかも?


3.機材がシンプルになる。

  メイン鏡筒をガイドにも使うので、ガイド鏡が不要です。
  持ち出す機材は少なければ少ないほど、セッティングやなんやの時間が減るので、
  撮影時間に多少なりとも影響があります。


デメリットで考えると

1.フィルター使うと、ガイドにも影響する。

  ナローバンドフィルターを併用すると、ガイド用センサーの光量も減るので
  短時間露光にはつらくなります。
  メインカメラがカラーセンサーなので、使ってもデュアルバンドフィルターまで
  ですかね?

2.ガイド星が見つからないことがあるかもしれない。

  長焦点鏡筒と組み合わせだと、ガイド星がうまく入らないかもしれません。
  ガイドとメインの位置関係が変えられないので、180度回してみるくらいでしょうか?
  大きめの星雲星団で使うには、ガイドセンサーの感度が高いこともあって、見つから
  ないということはあまりないでしょう。




 8月の撮影サンプルを貼ってみる。
 お盆休みに撮ったもの。

 2600MCDUOと、Askar65PHQの組み合わせ。
 Gain100 300sec 12枚スタック。自宅ベランダより。
 QBPフィルター利用。ステライメージで画像処理

 ライブスタックで観望楽しんだ後に、保存されていたFITSデータを
 改めて処理してみました。星のつぶつぶが気持ちいい~~

 この後土日にうまい事休みや天気が合わなくて満足に撮れていません(泣

 しかも土曜出勤も多いのでな。

 

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