2022/07/26

光害地から天の川を撮る(その3)

連続ネタ、光害地から天の川を撮る!
今回は、今までの結果をもとに、

「もっと光害がすごいところではどうなるの?」

が気になったので検証してみました。

で。

7/24 東京都内。光害の最悪地、天体マニアにとっては禁忌の地。
東京駅にほど近い隅田川から。

永代橋から佃島方向 タワマンと天の川。

 夜8時くらいなので、住居の明かりでもう、光り輝くなんとか。
そのままでは地上が明るすぎてどうしようもなかったので
「ハーフND8フィルター」で、地上を減光。
さらにPhotoshopで調整してようやく天の川の姿をとらえることができました。

わかったこと

・都心部の街灯照明が想像以上に建物壁面を明るく照らしてしている
・夏場の湿度が高い状況下だと、地上付近の水蒸気で地上からの光を反射。
 思った以上に光害カブリがある
・夜も早い時間だと住居からの明かりでマンション群がそもそも明るい。

この状態から天の川を映しこむに、
1.4~5月の深夜から早朝時間帯にいい感じに写る時期がよい(住居の明かりが減る)
2.上記の時期なら地上の水蒸気が少ないので大気反射も減るのでは。
3.上記2点は要検証

ということがわかりました。

ほんとは、東京駅と絡めて天の川。って撮ってみたかったのですが。
東京駅前だとライトアップされ街灯多すぎてシャレにならないくらい明るい。

ということもあり、断念。
当日はIRpass650nm ~のフィルタしかもっていなかったので、
IRpass780nm以上などを使うといけるかもしれません。

3 件のコメント:

  1. 東京都心で天の川を撮る勇気にまず拍手!
    地方都市の住宅地で天野賀が見えないといってる自分が恥ずかしい(苦笑)。

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    1. ヾ(*´∀`*)ノコメントありがとうございます!
      都内からでもナローバンドで星雲が写る!からの連想で、じゃぁ、赤外だったら天の川だって。を実証できました。

      削除

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